馬券歴16年・O氏

◆記憶に残る馬ベスト3
モンパース
 気性が激しくて走らない馬だったが、その名前が、赤ちゃんの紙オムツの名前に似ているので記憶に残っている。また、芦毛なのに、その色は肌色というか何というか、不気味というか奇妙というか、とにかく変な色をしていた。きゅう舎回りの時によく噛まれたものだ。
グリーンフランシス
 転入以来、無傷の9連勝で新潟グランプリ挑戦。そのグランプリも直線でグレートコマンダーとのたたき合いを、噛み付いたりしながらも制して、10連勝をビッグタイトル制覇で飾った。県競馬で最初に思い出す馬だ。
グローリイセンプー
 当地では馴染みが薄いが、JRAではニューイヤーS制覇、南関東では新春盃、金盃2着(いずれも85年)、新春盃(86年)3着など、カウンテスアップ、ロッキータイガーらと互角に渡り合っていた実力馬。当地では85年終盤に1度出走機会があったが、降雪のため中止。翌86年に再び当地入りし、5月にA1戦に格付けされた。さすが大物と思わせるような馬っぷりと、能力試験で見せたケタ違いのスピードから、当然の1番人気に推され、期待通りに逃げ切った。そして、アッという間に他場へ転きゅうしてしまった。
◆思い出のベストレース
1988年の第18回新潟グランプリ
 上記のグリーンフランシスが優勝したレース。予想はバッチリ的中。その後のきゅう舎取材で、大沢信夫騎手に「本命ありがとうございます」と言われて、何かうれしい気分になったものだ。また、渡辺正治騎手(グランプリではグレートコマンダーに騎乗)には「馬券とったでしょ」と言われたが、外れてしまった自分に嫌気が差したものだ。